重松 清 疾走(下)
昨日、すげえ!と思って読んで、下巻を手に入れた次第です。 本読んでないで勉強しろ、自分。 さておき。 疾走下巻、はっきり言って、上巻ほどのリアリティーなし。 それがかなり読み手にとっては入り込めない話になってしまった、って感じです。 表現が生々しいのとちょっと読んでて不快な文のくだりなんかもあって。 できれば上巻の雰囲気を少しでも感じさせて欲しかった。 最後はうーん、納得いく結末じゃないです。 疾走感が急速に失速。。。 空っぽな気持ちになるのはなぜでしょうか。。。 結局主人公は生きることを理解し、救われている、ってことなんでしょうけど、最後殺されるって。。。救われてません、こんなの。 しかも主人公の子供がいるとか、もうメロドラマみたい。 結末は途中経過以上に大事です。 ほんと。 昨日butterfly effect見たから余計に目が厳しくなってるのかも。。。 うん、でも社会問題とか心理学に興味ある人は人の荒んでゆく様を理解できるかもしれません。 人間は結局人間によって壊されもするし、逆に癒されもする。なんだか当たり前なんだけど、人間て弱いですね。ていうか弱さが人間たる所以なのかもしれないですね。 あー、やっぱ深くて私には良くわからんです。
by letme_henry009
| 2005-06-02 13:42
| book review
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